2019/07/21 投稿

部下のメンタルケア対応(ラインケア)

前々回も説明しましたが、部下のメンタルをケアするのも上司の非常に大事な仕事の一つです。

いわゆるラインケアです。

この点に関しては昭和~平成~令和で徐々に上司の仕事が増えていると考えられます。
これは何も部下に常に優しくしてやれということではありません。
厳しく指導や命令をするのも大事ですが、それ以外にケアもしなければいけないのです。

やり方としては頻繁な声掛けを行う方法のほかに、呼び出して1対1で短い間話を聞くという方法があります。
ここで本人の仕事上のあるいはプライベートな悩みを聞いたりするのです。
多くの人は聞いてもらった、理解してもらったというだけで悩みのかなりの部分が自然と解決するのです。

ただしここで気をつけなければいけないことがあります。
まず、相手の批判はしないことです。
これをやると一発で部下は上司に相談をしなくなります。
この呼び出しているのは批判や指導のためでなくメンタル面のケアのためですから。

まずは相手の話を聞くことに集中します。
指導はまた別の機会に(勿論当日中でも構いません)に行います。
同様に相手が具体的にアドバイスを求めてくるまでは、こちらから解決策を提示しないということです。
上司から見ると経験上非常に簡単に解決できる方法があることがある問題に関して部下が悩んでいることがあってもです。

最後の注意点としては面談で聞いた部下のプライバシーは守りましょう

部下にとって上司はときに最大の理解者であり、最高のロールモデルであり、最大のストレス源にもなりうる存在です。
よりよい職場を作っていくためには会社全体でのラインケアに関する知識・実践は欠かせないと考えられます。

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