職場のストレス
現代は総ストレス時代ともいわれ。6割の人々が職業関係で強いストレスを受けていると答えています。
産業医として現場でみているとそのストレスの原因は大きく3つに分かれます。
- 仕事の量
- 仕事の質
- 人間関係
です。
①仕事の量
連日残業で月の残業時間が160時間を超えるような強いストレスは抑うつ状態の原因になることがわかっています。そこまでいかなくとも100時間以上の残業はストレスになっている場合が多いです。ただし本人が非常に楽しく、裁量権を持ってやっている場合このストレスは軽減されます。
②仕事の質
自分が好きでない仕事、あるいは向いていない仕事を与えられた場合強いストレスになります。例えば、苦情受付係や飛び込み営業、長時間にわたる単純データ入力などです。これらの作業はストレスになる人とならない人とがいるため働き方を見て適材適所にするのが重要です。また裁量権の有無も大きな影響を与えます。裁量権のない仕事はストレスが極めて大きくなります。
③人間関係
ホワイトワーカーの場合、ここが最も大きな問題になることが多いです。特に産業として面談をしていると上司との関係が最多です。もちろん上司に問題がある場合も多いです(実際には同じ上司から複数人の相談が来た場合上司に問題がある可能性が高いです)。ただ、本人に問題がある場合や、両者の相性の問題である場合も数多くみられ、個々のケースに応じた対応を人事部等と相談することをよくやっています。
産業医をお探しの方は
お気軽にお問い合わせ
ください。
今なら「介護と仕事の両立を支援するガイドブック」を無料でプレゼント!