2019/06/02 投稿

職場での熱中症対策

2018年は猛暑でした。
その結果仕事中の熱中症による死傷者1200人、死者28人と極めて高い数字となっております。
職場での熱中症を防ぐのにはいくつかの対策があります。

 

1.まずはWBGT(暑さ指数)を現場で必ず測ることです。
今は簡易的に測定できる機械が数千円で売っておりますので、とくに屋外で作業する場合は必ず一日のうち数回測定しましょう。
作業強度に合わせて熱中症をおこさないための温度というのが表になっています。
エアコン等で温度調整可能な場合はそれを行い、不可能な場合はこまめに休憩を取りましょう。

目安として熱順化した人(1週間以上も暑い環境で働いた人)は、作業環境が理想とするWBGTより1度超過している場合は1時間当たり15分、2度だと30分、4度以上超過しているときは作業中止をしましょう。

2.次に水分を取る場所をなるべくたくさん準備することです。
同じ給水所でもちょっと離れると水を飲みに行くのがおっくうになります。

 

3.労働者は日常の健康管理にも気を付けることです。
糖尿病や高血圧症、心疾患、腎不全等の病気がある場合リスクが高くなります。また朝食抜き、前日の深酒、睡眠不足等もリスクです

 

4.体調不良を隠さずすぐに上司に言える環境を作りましょう。
熱中症で救急搬送されるケースの多くは、軽度の熱中症の状態でも頑張って働いた結果病状が進行し、救急搬送に至っています。
早めに上長に報告し涼しいところで休むだけで改善する体制を整えましょう。
また周囲がお互いに目を配り声掛けなどして体調をチェックするのも重要です。

 

5.現場の作業者は、特に作業主任者のようなチームをまとめる人はこれらのことを復習し、職場における熱中症を防ぎましょう。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_03739.html

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