2018/07/22 投稿

疾病を抱える労働者の健康確保対策の推進

今回は労働災害防止計画に関する4回目「疾病を抱える労働者の健康確保対策の推進」です。
年に1回の 健康診断において異常がある方は年々増え、半数を超えています。高齢労働力の増加に伴い、心筋梗塞や脳卒中といった大病後に働く方も増えていきます。
がんについても同様で仕事を持ちながら通院している方が30万人を超えており、これからも益々増加すると考えられています。こういった方々に適切に働いていただくためのキーワードが「両立支援」です。

平成28年に治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン(参考資料参照)ができています。まだまだ知名度は低いのですが、周知させていくことが目標です。

さらに労働者本人に寄り添った支援の仕組み作りもポイントです。
労働者と主治医や企業・産業医とのコミュニケーションのサポートを行う 「両立支援コーディネーター」の養成に国も力を入れる 予定になっています。

もう一つ重点項目として、事故などで脊髄に損傷を負った労働者が上手に働くためのリハビリテーション技術向上や障害者雇用、職場復帰等の支援が掲げられています。脊髄を損傷した方は車椅子での生活になったり、排尿・排便の障害を負ったりすることがありそれに応じた対応が必要になってくるのです。
こういったことの支援にも、労働現場と障害に関する医学的知識を持つ産業医の力は重要になってくると考えられます

参考資料:【厚生労働省】事業場における治療と職業生活の両立支援のためのガイドライン

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