産業医は職場巡視で何をしているか
産業医には月に1回職場巡視をする義務があります。
皆さんの中にもなんか月1回怪しい医者が来ているなと思った方もいらっしゃるかと思います。
あれは何をしているかというと、みなさんの働く環境、例えば部屋が暗くないかとか、床のコードが足に引っ掛かりそうではないかとか、棚の上に荷物が置いていて危険ではないかとかをチェックして回っています。
例えば職場の棚を空けてみてください、下から除くと天井の板(天板または上板といいます)だけ他と構造が違うのがわかりますか。
棚は棚の上に物をおいてはいけないのです。
特に重いものを置くと歩いてぶつかったり地震の時に落ちてきて大けがをするもととなります。
こういう細かな指摘をすることも多いのですが、もう二つ大きな役割があります。
一つは会社全体の雰囲気を見て回ること、例えばいつもと違ってピリピリした空気が流れているならば何か会社に問題が起きているのです。
場合によっては産業医が手伝えることがあるので人事や経営陣と相談します。
もう一つは皆さんの仕事内容や、職場で困っていることを聞くことです。
産業医は産業医学のことはわかりますが、皆さんのビジネスモデルや実際に各部署が何をやっているかについては何百倍も皆さんのほうが詳しいのです。
ですから是非産業医が回ってきて色々聞いたら教えてあげてください。
それで産業医は皆さんの健康を守るために色々考えるヒントになります。
同じように困りごとも是非産業医に投げかけてください。
私も言われた初めて気づくことも多いのです。
よい産業医は会社と一緒に成長していくものです。
是非よろしくお願いいたします。
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