2019/03/10 投稿

産業医が行う全員面談の効果

今日は全員面談という手法についての説明をします

新しい企業をもったとき、なんか人間関係がうまくいっていない、鬱が多いみたいから何かしたいという依頼が入ることがあります。

その時に私が使うのが全員面談です。

私の場合年のスケジュールはかなりいっぱいなのですが、それでも3ヶ月くらいの空いた時間や、土日、夜を使って2-3か月かけて全員面談をします。

全員の会社に対する気持ち、モチベーションや、それぞれが困っていることなどを社長を含めて全員面談します。

これを進めていくことで会社がどのようなビジネスモデルで動いているのか、どの上司の下の部下が特につらいと思っているのか、会社上層部と現場労働者の気持ちの解離等が少しずつ見えてきます。

また産業医が話を聞いてくれるというだけである程度の癒しの効果があるようです。
先日これを行った企業では退職者が激減しました。

これは私だけが苦肉の策として使っていたと思っていたのですが、実は先日産業医の大御所も全く同じことをやっており非常に有効であると述べておられびっくりしました。

産業医仲間に聞いてみるとやはり有効な方法と認識しているとのこと。
もちろん社員が1000人を超えるような企業では難しいことですし、産業医が会社のスパイのようにみられていたのでは本人たちが本当のことを言いませんので、そこは産業医側にテクニックが必要です。

金額面も医師はずいぶんお金がかかる(たとえば私は1時間4万円でその間に基本2人面談しますので、100人面談に200万円かかります)のですが、上司には言えないけど医師には言えることも多く、お勧めの方法の一つではあります。

もし何となく会社全体の雰囲気が暗いなぁとか、最近休職者や退職者が多いなという時に産業医と相談して試してみてはいかがでしょうか

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