ワーク・エンゲイジメントをご存知ですか?
オランダのシャウフェリ博士が提唱した概念で
「仕事に誇りや、やりがいを感じている」(熱意)、
「仕事に熱心に取り組んでいる」(没頭)、
「仕事から活力を得ていきいきとしている」(活力)
の3つが揃った状態のことをいいます。
どんな仕事をしているかとか、どのくらい給料をもらっているかではありません。
その仕事をしているときの感情や認知に焦点を当てた概念です。
最近、労働生産性や健康経営等の観点から非常に注目が集まっています。
日本においては北里大学の島津先生が多くの研究を行っています。
簡単な質問に答えることでエンゲイジメントを測定することができ国際比較も可能です。
エンゲイジメントが高い労働者は、生活満足感が高く、健康状態もよく、仕事のパフォーマンスも高いことが示されています。
エンゲイジメントは、上司・同僚のサポートや、仕事の裁量権、本人に対するパフォーマンスのフィードバック等々で上昇します。
すなわち職場は従業員の「仕事への態度・認知」を肯定的な方向へ持っていけるよう職場環境を整えていくことが望ましいと考えられます。
ただ、ワーク・エンゲイジメントが高い労働者は熱意をもって働くことから長時間労働になりやすいという一面もあります。
職場はエンゲイジメントを高めるとともに、各個人が過重労働にならないようマネジメントを行っていく必要があります。
もっと詳しく知りたい方はこちら。
島津明人研究室 | 北里大学一般教育部人間科学教育センター
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